グランダジュール ソワニエ   吉田編

第2回目の活動は何やら上品なケーキ屋だ、ホントは別のお店で伊藤さんの悲願
である生ドーナツ征服を果たすつもりだったがこの日はあいにくの定休日…

伊藤さんの肩の落ち方が半端なく、ひどい撫で肩にでもなったのかと心配になる程だった。

 

  ショックで真っ白な灰になりそうなところを何とかこらえて伊藤さんは今回のケーキ屋に行く事を決めた。伊藤さんは強くなった。伊藤さんはこれでLV.2のアップとなり必殺技「気持ちを切り替える」を覚えた。さらに大きくなった伊藤さんとケーキ屋に着いた。僕はチョコレートケーキとプリンを買った。チョコレートケーキは正直よくあるものであまり感動はなかった。続いてプリン、前のケーキのこともあり、またしてもよくある味だったらドーシヨーと思った。一口目を食べる事の怖れからか足が震え、心臓の鼓動が高まった。学校の授業にのぞむ時ぐらいの勇気を全力で絞り出して食べると味がしなかった。「あじがしないや~ あはは♪」と、のんきな事を言ってる場合ではない、気を取り直してもう一口、卵の味だ、そしてその後甘さがほんのりと感じられた。俗に言う[甘さ控えめ]だ。しかもただ控えてるのではなく甘さが卵の前に出て来ないのだ…つまり甘さは卵の三歩後ろを歩いているんだ。なにやら大昔の日本を彷彿とさせるプリン殿の振る舞いに感動してしまった。


ちなみに伊藤さんは「次の日こそ生ドーナツを喰らってやる!」と復讐の念に燃えていた。

新しく覚えた技「気持ちを切り替える」は不発に終わったことは言うまでもない。